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活動報告

報告:留学生日本語スピーチコンテストin広島2010

2010年11月08日
2010年7月、広島キワニスクラブは昨年まで実施していた「留学生日本語作文コンテスト」に替わり、「留学生日本語スピーチコンテストin広島2010」を開催しました。

日時:2010年7月31日(土)14:00~16:10

場所:中国電力㈱大会議場(広島市中区小町4-33 中国電力㈱本社ビル2F)

来場者:93名(出場者、審査委員、一般来場者、報道関係者、広島キワニスクラブ会員)

広島県内で学ぶ留学生を対象に5分間の日本語スピーチで競っていただきました。

トンペット・ランパイパンさん

最優秀賞トンペット・ランパイパンさん(ラオス)


3年続けて広島フラワーフェスティバルへ参加して、祭りを楽しんだ1年目、アルバイトで着ぐるみを着て、たくさんの人の笑顔に囲まれた2年目、ボランティアでラオスのブースをお手伝いした3年目、それぞれの経験を通して感じたこと、平和の重要さ、笑顔がいっぱいの幸せなどを、ご自身も素晴らしい笑顔で語ってくれました。

imgp0739優秀賞…李 小鳳 さん(中国)


「お前はもう帰れ」と言われた、ホームレスの方へのインタビュー体験から、日本の社会では相手の気持ちや雰囲気を察する、いわゆる「空気を読むこと」が必要なのでは?と考えるに至った経緯を、とてもわかりやすく5分間のスピーチにまとめておられました。

 

佳作賞…張 麗 さん(中国)、孟 苓妍 さん(中国)、顧 文蘇 さん(中国)


imgp0756張さんは、日本人の礼儀正しさ、仕事に対する情熱、技術革新の速さに驚き、そしてそれらは互いに関連して日本という国を支えている精神につながっているのではないかと最近は感じていますと、留学1年の間に感じた日本観を語ってくれました。

孟さんは日本にはカタカナ語が溢れていることに驚き、日本が外来の異文化を積極的に取り入れて多様で多彩な文化を作っていると、クリーニング屋さんで布団を買おうとした失敗談などを交えて、ユーモアたっぷりにスピーチされ、会場も大いに沸きました。

顧さんのスピーチは、「赤色の日本! やる気一杯の日本!」など色彩で日本社会の様々な姿を例える感性がすばらしかったです。彼女の語る、いろんな色でいっぱいのカラフルな日本には、とても前向きで明るい未来が感じられました。

審査委員長特別賞…烏 日さん(中国)


親元を離れて一人暮らしを始める開放感や楽しさ、しかし帰省したときに闘病中の母の姿を見て気付かされた「親の老い」、そこから生まれる「親への想い」。誰もが共感するテーマですが、烏さんの情感溢れる切々とした語りがより一層観衆の心を惹きつけていたようでした。

imgp0772_sh02惜しくも選外となった7名の留学生の方々には、努力賞をさしあげました。

また、応募された留学生37名全員に参加賞をさしあげました。

 

 

 

詳細はこちら→ 実施報告書 留学生日本語スピーチコンテストin広島2010

中国新聞記事 (←クリック)