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活動報告

報告:留学生日本語スピーチコンテストin広島2011

2011年12月28日
2011年7月、広島キワニスクラブは昨年に引き続き「留学生日本語スピーチコンテストin広島2011」を開催しました。



  • 日   時:2011年7月30日(土) 13:00~15:00

  • 場   所:広島経済大学立町キャンパス 132教室

  • 来場者:約120名(出場者、審査委員、一般来場者、報道関係者、広島キワニスクラブ会員)


広島県内の大学・短期大学・専門学校で学ぶ留学生のみなさんに、5分間の日本語スピーチで競っていただきました。


羅 婷婷さん カープ♯5栗原のレプユニの赤が良くお似合い!


 

 

 

 

 

羅 婷婷さん カープ♯5栗原のレプユニが良くお似合いです!



最優秀賞...羅 婷婷 さん(中国) 『広島、好きじゃけん』


交換留学で日本に来てまだ4カ月の羅さん。その短い間のうちに、積極的に日本人と交流して友達になり、勉強だけでなく、野球観戦やお好み焼きなど広島の生活をとても楽しんでいるいらっしゃるようです。日々の生活で自然と身についた広島弁を流暢にあやつった明るいスピーチの締めの言葉は「うち、ブチ頑張るけん!」。場内どっと沸きました。

 

二宮委員長の講評を聴く受賞者のみなさん

二宮委員長の講評を聴く受賞者のみなさん




 

 優秀賞...Trang Dong Thi Huyenさん(ベトナム)『世界に誇る日本の子供たち』


Huyenさんは、今年3月の東日本大震災被災地の、ある子どもの話を聞いて深い感動を覚えました。家族とはぐれた小学生の男の子が、特別扱いで渡された食べ物を不公平だからと断ったという話です。「日本の子どもたちの社会性や責任感、道徳は世界のトップクラスでこれらを失いさえしなければ日本の未来は決して暗くない」と語る彼女。利己的に走りがちな日本の大人たちには大いに反省を促されるお話でした。

佳作賞...胡 斯 楞 さん(中国)『お疲れさま』


胡さんはアルバイト先で店長から「お疲れさま」という、母国にはなかった優しい挨拶をされて、感謝の気持ちを言葉で伝える大切さを知り、母の日に故郷のお母さんにお花を贈って「今まで育ててくれて本当にありがとう」と電話で伝えた経験を語り、「日本人の優しい挨拶のおかげで本当に大人になれました」とお話しされました。

 

佳作賞...劉   楊 さん(中国)『日本のここが不思議!』


劉さんは、日本人は電話口でお辞儀をするという、どちらかといえば外国人から揶揄される日本人の習慣を、不思議に感じる一方、言動は心の表れであり、日本人が電話口でお辞儀をするのは心から敬意と感謝を感じているゆえの行動で、むしろ美徳であると語られました。 

 佳作賞...袁   媛 さん(中国)『お母さんありがとう 広島ありがとう」


袁さんは、人生の四分の一に当たる、広島での6年間の留学生活の中で成長したこと、そして来日したお母さんの日本のイメージが良い方に変わったことをとても喜び、尖閣問題など冷え冷えとした日中関係に心を痛め、将来は中国と日本の架け橋になるような仕事がしたいと夢を語ってくれました。

特別賞...李 佳桐 さん(中国)『みんなに伝えたい中国の「赤文化」』


李さんは、中国の結婚式や伝統文化の例を挙げ、中国人は赤色にとても良いプラスのイメージを持っていて、それは中国共産主義の影響ではなく、遠い昔から現代に至るまでずっと持ち続けている強い思いで、きっとこれからもずっと続いていくだろうとスピーチされました。

 

出場者・審査委員・広島キワニスクラブ国際委員

出場者・審査委員・広島キワニスクラブ国際委員




 

 

会場

会場




 

 

 

 

 

 

 惜しくも選外となった12名の出場留学生のみなさんには、努力賞を贈呈しました。また、参加申し込みをされた40名の留学生全員に参加賞を贈呈しました。

詳細はこちら→実施報告書 留学生日本語スピーチコンテストin広島2011

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